趣味のスペースはどこにつくる?趣味部屋がある家の間取り実例集

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間取りやデザインを好きに決められる注文住宅なら、好きなものを詰め込んだ「趣味部屋」も自由に作れます。

ただ、リビングや寝室などのほかにもうひとつ個室を作ろうと思うと、スペースが足りない場合もあるので、慎重に計画していきましょう。

今回は、趣味部屋のメリット・デメリットや趣味部屋を作るときのポイントを、ジョイフルホームで建てた実例集を交えながら紹介していきます。

趣味部屋のメリット・デメリット

趣味部屋はホビールームとも呼ばれ、好きなもののコレクションを飾ったり趣味を楽しんだりする部屋を指します。
広さや設備などに決まりはなく、個室でなくとも部屋の一角やちょっとしたスペースも趣味部屋として活用できます。

趣味部屋を作ることには、メリットだけではなくデメリットも存在しますので、家づくりで失敗しないようにどちらも把握しておきましょう。

メリット

・好きなことや趣味に没頭できる
・1人の時間を満喫してリフレッシュできる
・コレクションを安全に飾れる

趣味部屋のメリットは、なんといっても自分の好きな趣味に没頭できることでしょう。家族と一緒に暮らしている場合は、家族や来客の目を気にせず1人になれる空間があると、癒しやストレス解消につながります。

また、壊れやすいものや細かいものをコレクションする趣味でも、小さい子どもやペットにいたずらされにくいという点で安心感があります。

音楽や楽器演奏などの趣味では、個室の趣味部屋を防音仕様にすれば、周りを気にせず大きな音で楽しめるでしょう。

デメリット

・趣味部屋の分ほかの部屋が狭くなる
・作っても使わなくなってしまう
・収納棚や設備に費用がかかる

趣味部屋を作ると、リビングや寝室などほかの部屋が狭くなってしまう可能性があります。
また、趣味部屋を作っても趣味が続かなかったり忙しくてなかなか使わなかったりすると、せっかく作ったスペースを有効活用できません。

防音にする場合は防音設備を整えなければなりませんし、コレクションを飾るには頑丈な棚を設置する必要があり、費用がかさみがちです。趣味部屋を作る際には、ある程度予算や広さに余裕があったほうが良いでしょう。

趣味部屋をつくるときのポイント

趣味部屋をつくるときのポイントを紹介します。家づくりを検討中の方は参考にしてみてください。

①本当に趣味部屋が必要なのかよく検討する

せっかく趣味部屋を作っても、趣味が続かなかったり趣味部屋を使うほどではなかったりすると、有効活用できずただの物置になりがちです。

個室を作ってもいずれ使わなくなってしまうのなら、リビングや寝室の一角を趣味コーナーにしておけば無駄になりません。

趣味部屋を作るか決める際には、本当に個室が必要なのかどうかをよく検討しましょう。

②具体的な用途を明確にして間取りを考える

漠然と趣味を楽しめる部屋を作ろうとすると、間取りや広さ、設備などが合わずに使いにくい空間になる可能性があります。
まずは趣味部屋で何を楽しむかを決め、必要な家具とそれを置くスペースについて、きちんと採寸した上で間取りを考えましょう。

たとえば、大画面で映画を楽しみたいなら、映像を投影できる広い壁にゆったり座れるソファを置くスペース。ピアノなどの楽器を演奏するなら、楽器を置くスペースと防音設備に、重さのある楽器の場合は床の補強。プラモデルやフィギュアなどをコレクションするなら、たくさん飾れる棚など。

具体的な用途を明確にして、それぞれに適した広さや間取り、設備を書き出してみてください。

③家族との距離感を考える

家族との距離感によっても趣味部屋の作り方は変わってきます。

家族とにぎやかに過ごすのもいいですが、個室の趣味部屋があれば1人になれる大切な空間になりますし、読書や書き物などの趣味も静かに没頭できます。

一方で、練習した楽器の演奏を誰かに聞いてもらいたいときや、趣味を家族と一緒に楽しみたいときもありますよね。家族との距離感が近い方がいいなら、リビングやホールの一角を趣味スペースにするのもおすすめです。

④趣味の道具に合わせた収納スペースを確保する

趣味部屋には、趣味に用いる道具を収納するスペースも必要です。

読書や音楽鑑賞では、本やCD、レコードなどを収納する棚、楽器演奏なら楽器だけでなくお手入れの道具や楽譜をしまう収納があるといいですね。プラモデルを作る趣味なら、できあがったものを飾る棚のほかに、これから作るものをしまっておく収納もあるとすっきり片付きます。

趣味部屋にはあまり広さを確保できないこともあります。その場合も、なるべく道具やコレクションが散乱しないよう、それぞれの趣味に合った収納スペースを用意してください。

⑤趣味に合わせた設備を導入する

趣味によっては特別な設備を導入しなければいけないケースもあります。

楽器演奏や音楽鑑賞なら、音が外に漏れないよう、防音仕様の設備があると安心です。また、コレクションしているものが劣化しないように空調を整えておきたい方もいるでしょう。湿気や紫外線が心配な場合は、換気システムを取り付けたり日が当たらないように窓の位置を調節したりといった工夫も必要になります。

設備導入や窓の位置などは後からでは変更が難しいため、間取りを決める段階でどんな設備があると良いか検討しておきましょう。

ジョイフルホームで建てた「趣味部屋」の実例集

実際に、ジョイフルホームで建てた趣味部屋の実例を7つ紹介します。こちらを参考にして、どんな趣味部屋にしたいかイメージしてみてください。

キャンプなどのアウトドアグッズを集めた部屋

1階の洋室Bは、キャンプ用品などのアウトドアグッズを集めた趣味部屋です。



部屋の奥には広い収納スペースがありますが、それとは別に専用の棚を置いて、かさばるテントや防寒具、ランタン、薪などを取り出しやすいように保管しています。


また、壁にもいろいろなものを吊り下げられるようにフックが取り付けられており、リュックやカバン、調理器具などがわかりやすく整頓されています。


作業机も設置されており、お気に入りのグッズに囲まれながら、道具を使いやすくカスタマイズする時間も楽しそうですね。

手芸などの作業に没頭できるスペース



1階の洋室Aには、手芸などの細かい作業に没頭できるスペースが設けられています。