【実例あり】後悔したくない方必見!失敗しないファミリークローゼットのつくり方とは? 2023.11.27 お役立ちコラム 近年の新築住宅では、ファミリークローゼットを取り入れた間取りが人気です。 しかし、計画が不十分だと、使いにくさを感じ後悔する方がいるのも事実です。 そこで今回は、失敗しないファミリークローゼットのつくり方について詳しく解説します。 後悔しやすいファミリークローゼットの特徴や、実際の施工例も紹介します。 満足のゆく住まいづくりに、ぜひお役立てください。 若い世代に人気のファミリークローゼット ファミリークローゼットとは、家族全員分の衣類などを1カ所にまとめた収納スペースです。 出入り口が1カ所のウォークインタイプと、出入り口が2カ所で通り抜けられるウォークスルータイプの2種類があります。 ファミリークローゼットを取り入れるメリットは、次の3点です。 ● 生活動線がスムーズになる ● 家事が楽になる ● 居住空間にゆとりができる 家族の動き方に合わせてファミリークローゼットを配置すると、生活の動線がスムーズになります。 脱衣所の隣に設置すれば、入浴時に自室までパジャマを取りにいく手間が省けたり、朝の身支度の時間を短縮できたりと、ムダな動きを省けるでしょう。 玄関とリビングの間に設置すれば、帰宅後にコートやかばんなどを収納できて、リビングが散らかりません。 ファミリークローゼットがあれば、家族全員分の衣類を1カ所にまとめてしまえるので、洗濯動線も短く済みます。 洗濯した衣類を各個室まで持っていく手間がかからず、家事の効率化が図れます。 ランドリールームと隣接させれば「洗う・乾かす・たたむ・しまう」の一連のステップが2カ所で完結させられるでしょう。 各個室にクローゼットをつくると居室空間が狭くなりますが、収納を1カ所に集約させることで、スペースを有効活用できます。 後悔したと感じてしまうファミリークローゼットの特徴 ファミリークローゼットの設置を後悔している方々には、どのような共通点があるのでしょうか? 後悔しやすいファミリークローゼットの特徴について解説します。 ● 収納が足りない ● 使いにくい場所に配置してしまった ● 収納方法や使い方を考えていなかった ● 子どもが大きくなって使わなくなった それぞれ見ていきましょう。 ①収納が足りない 家族全員分の衣類を収納するつもりが、実際に使ってみたら「スペースが足りず入らなかった」と感じる方が少なくありません。 収納スペースは、リビングや寝室などの居住スペースと比較すると優先順位が低いので、広さを確保するのが難しい場合もあります。 しかし、広さが足りないとファミリークローゼットとしての機能が果たせず、結局別の場所に収納を設けざるを得ない可能性もあります。 家族の人数に合わせて、適切な広さを確保しましょう。 ②使いにくい場所に配置してしまった 衣類を収納するだけだからと、ファミリークローゼットを家の隅などに配置してしまうと、服をしまったり出したりする動線が長くなり、手間が増えます。 家族の動きや、洗濯などの動線を考慮していないと起こりやすいケースです。 生活がほとんど1階だけで済んでいる家庭では、2階にファミリークローゼットを設置すると、ムダな移動が増えてしまいます。 日常的に、家族全員が使いやすい位置を検討しましょう。 ③収納方法や使い方を考えていなかった 収納方法をはっきりさせないままファミリークローゼットをつくってしまうと、収納しきれずに片付かないといった失敗につながります。 たとえば、ハンガーパイプの高さや数が適切でないと、下に衣装ケースが収まらなかったり、さまざまな部分にデッドスペースが生じたりします。 使い方が定まっていないのも、後悔しやすい特徴のひとつです。 中で着替えをするのか、家事室としての要素も兼ねるのか、など事前に決めていないと使いにくくなります。 収納の広さしかないファミリークローゼットでは、中で着替えられず、別の場所で着替えなければなりません。 アイロン用のカウンターがあれば、洗濯物をしまう前にアイロンをかけられて便利ですが、計画が不十分だと不便に感じてしまいます。 限られたスペースを有効活用するには、収納方法や使い方を明らかにしておくことが大切です。 ④子どもが大きくなって使わなくなった 子どもが成長したり独立して家を出たりして、ファミリークローゼットの使用スペースが減り、後悔するケースもあります。 使われなくなった部分は、デッドスペースになってしまいます。 子どもが大きくなると、服や下着を家族と同じ場所に置いておくのを嫌がったり、自室に収納スペースを欲しがったりすることも。 子ども分の収納スペースは独立したら不要になると考え、将来は家事室などに改装できるような間取りを検討しましょう。 失敗しないファミリークローゼットのつくり方 後悔しやすい点をふまえて、失敗しないファミリークローゼットのつくり方について解説します。 ポイントは、次の3つです。 ● 家族の人数や持ち物の量に合わせた広さにする ● 家族全員が使いやすい場所に配置する ● 使い方や収納方法を明確にする それぞれ見ていきましょう。 家族の人数や持ち物の量に合わせた広さにする 収納したいものの量を確認して、必要な広さを確保しましょう。 家族の人数にもよりますが、一般的には4人家族なら最低3畳の広さが必要です。 季節に関係なくすべての衣類を収納したい場合は、4.5~6畳は見積もっておきましょう。 着替えスペースは含まず、パジャマや下着、コートやかばんなどの限られた収納であれば、2畳ほどでも収納できます。 ただし、収納するものを限定した場合でも着替えスペースを確保したいときは、3~4畳ほど確保するとゆとりがもてます。 家庭によって収納量は異なるため、収納したいものの量を把握してから、広さを決めましょう。 家族全員が使いやすい場所に配置する ファミリークローゼットを有効活用するためには、配置場所が重要です。 まず、家族全員が日常的にアクセスしやすい場所を選びましょう。 目的によってベストな場所は異なりますが、洗面所や脱衣所とつなげて外出前や帰宅後の動きをスムーズにする間取りは、多くの住宅で採用されています。 着替えや洗顔を短い動線で済ませられるほか、帰宅後も手洗いをしたら、そのまますぐ着替えられます。 家族の人数が多い場合は、朝の時間帯は混雑すると想定して、出入り口を2カ所設けて通り抜けられるようにすると、使いやすいでしょう。 使い方や収納方法を明確にする ファミリークローゼットの使い方も明確にしておきましょう。 すべてを収納しようとすると、スペースが不足したり最適な場所が定まらなかったりして、使い勝手が悪くなります。 外出前や帰宅後の動線、洗濯の動線など、何を優先させるかによってベストな場所が変わってきます。 住まいの問題点や改善したい点を洗い出して、使い方や目的を決めておきましょう。 収納方法も事前に考えておくと、失敗を最小限にできます。 目的が決まっていれば、収納すべきものや量も明らかになります。 何を、どこに、どのようにしまうのか、衣装ケースなどの収納用品のサイズも確認したうえで、具体的に計画を立てましょう。 家事室としても兼用したい場合は、カウンターを取りつけるスペースや位置も考慮しておく必要があります。 ジョイフルホームのファミリークローゼット事例を紹介! ここからは、ジョイフルホームによるファミリークローゼットの施工例を紹介します。 5m超回遊式ファミリークローゼット LDKに沿うように伸びる5mほどの廊下に、ファミリークローゼットが設置されています。 廊下の先に洗面所や脱衣所ともつながっているので、外出前や帰宅後、入浴時などのあらゆる場面の動線を効率化できます。 2階の居室まで服を取りにいく手間がかからず、着替えの回数が多い子どもを育てる世帯には、とくに使いやすい間取りです。 それぞれの出入り口に扉があるため、プライバシーもしっかり確保されます。 キッチンやダイニングからもアクセスできる回遊式で、家事動線も抜群です。 お店のように服をディスプレイできるファミリークローゼット 2階の主寝室に設けられた4.5畳のファミリークローゼットは、インテリアが充実したお店のような空間です。 収納スペースの内装は予算を抑えて最低限にするのが一般的ですが、クロスや建具、照明、小物までこだわってつくられています。
【実例あり】後悔したくない方必見!失敗しないファミリークローゼットのつくり方とは? 2023.11.27 お役立ちコラム 近年の新築住宅では、ファミリークローゼットを取り入れた間取りが人気です。 しかし、計画が不十分だと、使いにくさを感じ後悔する方がいるのも事実です。 そこで今回は、失敗しないファミリークローゼットのつくり方について詳しく解説します。 後悔しやすいファミリークローゼットの特徴や、実際の施工例も紹介します。 満足のゆく住まいづくりに、ぜひお役立てください。 若い世代に人気のファミリークローゼット ファミリークローゼットとは、家族全員分の衣類などを1カ所にまとめた収納スペースです。 出入り口が1カ所のウォークインタイプと、出入り口が2カ所で通り抜けられるウォークスルータイプの2種類があります。 ファミリークローゼットを取り入れるメリットは、次の3点です。 ● 生活動線がスムーズになる ● 家事が楽になる ● 居住空間にゆとりができる 家族の動き方に合わせてファミリークローゼットを配置すると、生活の動線がスムーズになります。 脱衣所の隣に設置すれば、入浴時に自室までパジャマを取りにいく手間が省けたり、朝の身支度の時間を短縮できたりと、ムダな動きを省けるでしょう。 玄関とリビングの間に設置すれば、帰宅後にコートやかばんなどを収納できて、リビングが散らかりません。 ファミリークローゼットがあれば、家族全員分の衣類を1カ所にまとめてしまえるので、洗濯動線も短く済みます。 洗濯した衣類を各個室まで持っていく手間がかからず、家事の効率化が図れます。 ランドリールームと隣接させれば「洗う・乾かす・たたむ・しまう」の一連のステップが2カ所で完結させられるでしょう。 各個室にクローゼットをつくると居室空間が狭くなりますが、収納を1カ所に集約させることで、スペースを有効活用できます。 後悔したと感じてしまうファミリークローゼットの特徴 ファミリークローゼットの設置を後悔している方々には、どのような共通点があるのでしょうか? 後悔しやすいファミリークローゼットの特徴について解説します。 ● 収納が足りない ● 使いにくい場所に配置してしまった ● 収納方法や使い方を考えていなかった ● 子どもが大きくなって使わなくなった それぞれ見ていきましょう。 ①収納が足りない 家族全員分の衣類を収納するつもりが、実際に使ってみたら「スペースが足りず入らなかった」と感じる方が少なくありません。 収納スペースは、リビングや寝室などの居住スペースと比較すると優先順位が低いので、広さを確保するのが難しい場合もあります。 しかし、広さが足りないとファミリークローゼットとしての機能が果たせず、結局別の場所に収納を設けざるを得ない可能性もあります。 家族の人数に合わせて、適切な広さを確保しましょう。 ②使いにくい場所に配置してしまった 衣類を収納するだけだからと、ファミリークローゼットを家の隅などに配置してしまうと、服をしまったり出したりする動線が長くなり、手間が増えます。 家族の動きや、洗濯などの動線を考慮していないと起こりやすいケースです。 生活がほとんど1階だけで済んでいる家庭では、2階にファミリークローゼットを設置すると、ムダな移動が増えてしまいます。 日常的に、家族全員が使いやすい位置を検討しましょう。 ③収納方法や使い方を考えていなかった 収納方法をはっきりさせないままファミリークローゼットをつくってしまうと、収納しきれずに片付かないといった失敗につながります。 たとえば、ハンガーパイプの高さや数が適切でないと、下に衣装ケースが収まらなかったり、さまざまな部分にデッドスペースが生じたりします。 使い方が定まっていないのも、後悔しやすい特徴のひとつです。 中で着替えをするのか、家事室としての要素も兼ねるのか、など事前に決めていないと使いにくくなります。 収納の広さしかないファミリークローゼットでは、中で着替えられず、別の場所で着替えなければなりません。 アイロン用のカウンターがあれば、洗濯物をしまう前にアイロンをかけられて便利ですが、計画が不十分だと不便に感じてしまいます。 限られたスペースを有効活用するには、収納方法や使い方を明らかにしておくことが大切です。 ④子どもが大きくなって使わなくなった 子どもが成長したり独立して家を出たりして、ファミリークローゼットの使用スペースが減り、後悔するケースもあります。 使われなくなった部分は、デッドスペースになってしまいます。 子どもが大きくなると、服や下着を家族と同じ場所に置いておくのを嫌がったり、自室に収納スペースを欲しがったりすることも。 子ども分の収納スペースは独立したら不要になると考え、将来は家事室などに改装できるような間取りを検討しましょう。 失敗しないファミリークローゼットのつくり方 後悔しやすい点をふまえて、失敗しないファミリークローゼットのつくり方について解説します。 ポイントは、次の3つです。 ● 家族の人数や持ち物の量に合わせた広さにする ● 家族全員が使いやすい場所に配置する ● 使い方や収納方法を明確にする それぞれ見ていきましょう。 家族の人数や持ち物の量に合わせた広さにする 収納したいものの量を確認して、必要な広さを確保しましょう。 家族の人数にもよりますが、一般的には4人家族なら最低3畳の広さが必要です。 季節に関係なくすべての衣類を収納したい場合は、4.5~6畳は見積もっておきましょう。 着替えスペースは含まず、パジャマや下着、コートやかばんなどの限られた収納であれば、2畳ほどでも収納できます。 ただし、収納するものを限定した場合でも着替えスペースを確保したいときは、3~4畳ほど確保するとゆとりがもてます。 家庭によって収納量は異なるため、収納したいものの量を把握してから、広さを決めましょう。 家族全員が使いやすい場所に配置する ファミリークローゼットを有効活用するためには、配置場所が重要です。 まず、家族全員が日常的にアクセスしやすい場所を選びましょう。 目的によってベストな場所は異なりますが、洗面所や脱衣所とつなげて外出前や帰宅後の動きをスムーズにする間取りは、多くの住宅で採用されています。 着替えや洗顔を短い動線で済ませられるほか、帰宅後も手洗いをしたら、そのまますぐ着替えられます。 家族の人数が多い場合は、朝の時間帯は混雑すると想定して、出入り口を2カ所設けて通り抜けられるようにすると、使いやすいでしょう。 使い方や収納方法を明確にする ファミリークローゼットの使い方も明確にしておきましょう。 すべてを収納しようとすると、スペースが不足したり最適な場所が定まらなかったりして、使い勝手が悪くなります。 外出前や帰宅後の動線、洗濯の動線など、何を優先させるかによってベストな場所が変わってきます。 住まいの問題点や改善したい点を洗い出して、使い方や目的を決めておきましょう。 収納方法も事前に考えておくと、失敗を最小限にできます。 目的が決まっていれば、収納すべきものや量も明らかになります。 何を、どこに、どのようにしまうのか、衣装ケースなどの収納用品のサイズも確認したうえで、具体的に計画を立てましょう。 家事室としても兼用したい場合は、カウンターを取りつけるスペースや位置も考慮しておく必要があります。 ジョイフルホームのファミリークローゼット事例を紹介! ここからは、ジョイフルホームによるファミリークローゼットの施工例を紹介します。 5m超回遊式ファミリークローゼット LDKに沿うように伸びる5mほどの廊下に、ファミリークローゼットが設置されています。 廊下の先に洗面所や脱衣所ともつながっているので、外出前や帰宅後、入浴時などのあらゆる場面の動線を効率化できます。 2階の居室まで服を取りにいく手間がかからず、着替えの回数が多い子どもを育てる世帯には、とくに使いやすい間取りです。 それぞれの出入り口に扉があるため、プライバシーもしっかり確保されます。 キッチンやダイニングからもアクセスできる回遊式で、家事動線も抜群です。 お店のように服をディスプレイできるファミリークローゼット 2階の主寝室に設けられた4.5畳のファミリークローゼットは、インテリアが充実したお店のような空間です。 収納スペースの内装は予算を抑えて最低限にするのが一般的ですが、クロスや建具、照明、小物までこだわってつくられています。